~私とミシンキルトの出会い~

・ミシンキルトって難しそう…

・パッチワークは好きだけど時間が掛かる

・ミシンは家庭科以来だけど大丈夫かな?

・特別なミシンが要るのかな?

・ミシンキルトってアートで派手な感じ?


…これらは24年前、私がアメリカでミシンキルトに出会う前に持っていた

ミシンキルトに対する印象でした。


それまでハンドでコツコツとパッチワークをしていた私は

ある日訪れたアメリカ・オハイオ州の片田舎にあるキルトショップ

『Sweet Mountain Quiltery』で 運命的にミシンキルトと出会いました。


当時の日本はまだまだハンドが主流でミシンは邪道のような時代でした。

そのお店のオーナー、Jill Hardmanは笑顔で私に「ミシンキルトを試してみたら?」と勧めてくれました。

英語もカタコト、何が何やら分からないまま

半信半疑で言われるがまま

切って縫って切って縫って…「Open it!」


…開いたら何と三角形がいっぱい繋がっていたんです!

それも角もちゃんとピンと出てるし、あっという間!

型紙も鉛筆も待ち針も使わず、

えっ? えっ?えっ?「It's a majic !!」でした。


それからというもの主人の駐在期間の4年間 、週に1度ランチ持参で

車で片道1時間の道のりをワクワクしながら通い続けました。

行くたびに毎回、 それまでのハンドのやり方とは全く違う

新しい技法と発想にカルチャーショックを受けました。


その合理的でスピーディな方法に圧倒され、これは日本の人達に伝えたい、

伝えるべきだと、ここにいる間に少しでも多くのことを覚えて帰りたいと

夢中で作りました。


Jill Hardmanは私にキルトは勿論、英会話、アメリカでの子育て、風習…

沢山のことを教えてくれました。本当に感謝です。


そして日本に帰国し半年後、今から20年前に栃木県さくら市の自宅で

ミシンキルト教室『Cardinal』を開きました。


その後、徐々に日本でもミシンキルトが受け入れられ始め

今では多くの講座や教室もみられるようになりました。


アメリカでも最新の技法で作られた美しいキルトを

沢山見て来ましたが、私は古き良き時代に作られたアンティークキルトや

トラディショナルパターンの素朴なキルトが好きです。


『Cardinal』のミシンキルトは

決して装飾的な派手さはありませんが

西部開拓で伝わった伝統的なキルトのスピリッツを大切に 、

日本の住居に合った シンプルで大人可愛い作品を作る教室です。


アメリカ現地でアメリカ人から学んだミシンキルトの技法を

独自でアレンジし分かり易く、無理なく楽しく基礎から順に学べるように

オリジナル カリキュラム 『Cardinal Style Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ』を作りました。


是非、アメリカのキルター直伝のミシンキルトを体験してみて下さい。

型紙も、線引きも、待ち針も使わない理由・・・

きっと『目からウロコ』ですよ♪



商標登録 第6536943号